1/2 「お参り」 とおりゃんせ、とおりゃんせ…… 暗闇に、静かなわらべ唄が響く。 真っ暗に塗りつぶされた夜の中、白い砂利が敷き詰められた一本道があった。 その先に浮かぶ鳥居。 踏みしめた砂利が唸る。 御詣りに行くのだ。そうすれば会いたい人が生き返ると。 鳥居にたどりつけるなら…… #365日ss BACK