『簡単すぎる唇 』





一人で夜中に缶チューハイを傾ける。
気楽でくつろげる。でも少し寂しくもある。
なんとなくテレビをつける。特に頭に入ってこない、虚ろな光と音とが瞬いている。
柔らかいソファーに腰掛けて、ぼんやりとしていた。あたしがスイッチオフになる時間。

年下なんて、興味ないって言ってたはずなのにな。

キスの味を思い出していた。
ねぇ、人ってこんなに簡単に、心変わりしてしまうものだろうか。








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2013/3/25
15分 189字 未完




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